2013年07月26日

お知らせ

ここ数ヶ月、怒涛のような作業の多さ(これまでのわたしにしてみれば、)と円安のお陰で、息つく日もなく過ごして来ました。ちょっと精神的におかしくなってるぞ、おいコレ、と思う時もあったり、ちょっとやばやばでした。今ちょっとお仕事の調整期に入っています。とはいえ、「これ以上仕事は増やさない!」のではなく、もっと何かができないかな〜と、ゆるーりとちょっと先のことを考え始めています。

つことで、最新のお知らせです。

●今年4月からメディア・アクティビストの津田大介さんの化け物メルマガ「メディアの現場」(いわゆる「津田マガ」)で、「中国ジャーナリズム、ネットと歩む未来」の連載を始めました。

中国のメディアというと、「どうせ、あれでしょ、結局は政府とか共産党の言いなりなんでしょ?」というイメージが強いですが、実はですねぇ、そこにはいろいろありましてねぇ、それだけ見るのも面白いんですよ、ネットなんかもですねぇ、あれがこうなって、これがこうなって、だからそうなって、結局どうなる…なーんてことを、毎月第2、4号に書かせてもらってます。

たぶん、毎回ほとんどの内容が日本のメディア初出の話題やキーワードです。まだまだ先行きは長そうで、語れる話題はたくさんあるのでこれから購読しても、十分楽しめるはず。また津田マガのその他連載、ツイッター有名人岡ぱみゅさんによる「がんばれ、紙メディア!」(爆笑!)とか、速水健朗さんの「本を読まない津田に成り代わってブックレビュー」(ためになる)とか、毎号入れ替わりの新鮮な方々の寄稿とか、津田さんのジャンルを選ばないイベント参加の報告とか、津田マガスタッフによる「今週の原発情報クリッピング」(忘れてはいけないこと)とか、とにかく盛りだくさんで読み応えあるメルマガとして有名ですから、絶対に損はないはずです。

●Yahoo!ニュースの個人メディアへの寄稿を始めました。「§ 中 国 万 華 鏡 §」です。タイトル的にはこのブログの本丸っぽいですが、特にそういう意味はもたせてません。ですが、読んでいただきたいと思う記事を過去記事、あるいは他媒体に提供したものも含めて今後不定期で掲載していきます。

●メルマガ「§ 中 国 万 華 鏡 § 之 ぶんぶくちゃいな」も絶賛継続中です!今年初めからまぐまぐだけではなく、夜間飛行さんからも配信を始めました。大手ではありませんが、厳選した書き手のメルマガ、出版を丁寧に扱っていくスタンドです。

夜間飛行とまぐまぐはどちらも購読開始初月は無料で購読料金は同じですが、夜間飛行では毎月レギュラー便の他に最低一回の号外を配信しています。主に中国でよく読まれているブログを翻訳した内容の号外ですが、中国人が心のなかで考えていることがよく分かる良質のブログをご覧いただけます。先日、「プレタポルテby夜間飛行」で公開された、「中国のマイクロブログから『朝日新聞中文網』アカウント全面削除!」は今月の号外便からピックアップされました。ですが、号外便は必ずしも無料公開しないので、ご興味のある方はこの機会に是非、ご購読手続きを!

●4年目に入ったNewsweek Japan Webの連載コラム「中国 風見鶏便り」は引き続き、10日に1度の頻度で更新しています。これまでのバックナンバーもすべて無料で読めますので、こちらもぜひ引き続いてよろしく。

●その他もいろいろな媒体に執筆させていただいています。いつも読んでくださるみなさんに支えられています。どうもありがとうございます。そして、これからもよろしく!


posted by wanzee at 20:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北京の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年04月01日

「315晩会」検証ビデオ見直したんだけどさ、

日本でてれんてれんと過ごして(でも寒かったけど)北京に戻ってくると、大騒ぎになっていた「アップル叩き」。なんでこんなに騒がれているかというと、「人民日報」の大騒ぎもそうなんだが、一体何をしたいかよく分からないこと、らしい。

香港で、北京で、日本から帰ってきたばかりのあたしも「で、あんたはどう思う?」ときかれた。知りませんがな、北京離れてたし、と思ったけど、彼らはその前日も前々日も周囲の人と「なぜなんだろうねぇ〜」と話をしていたらしい。それもメディア関係者が「どうしてなんだろう?」とききまくっている、という話。

そうなんですよ、くだんの人民日報記事を読んでも、その騒ぎを伝えるメディアを読んでも、はたまたこの業界に詳しい人たちのブログやツイートを読んでも、「これだ!」というほどの決定打がない。

結局、これだけ騒いで、「中国政府はいったい何がしたいわけ?」


......もっとごろごろ
posted by wanzee at 14:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北京の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年03月04日

「打ち間違い」王とはわたしのこと

先月買ったスマホにちょっと慣れてきて、でも打ち込みは画面が面倒なので音声打ち込みを試すことが増えて来ました。Googleの音声打ち込みは英語、日本語、中国語(普通語)、広東語にも対応。選択すればもちろん韓国語やその他の言語も用意されている。ちょっとしたお買い物メモにも、思いつきアイディアをメモるにも、音声→文字変換はとても便利で感動中。

ですが、わたしの記事をご覧の方はよくご存知だと思いますが、わたしの欠点は「打ち間違い」。つまり、注意力散漫のケアレスミス。音声打ち込みでもこれをやる。音声打ち込みのケアレス、というは…言語設定を事前に変えておくのを忘れてしまい、日本語で吹き込んだのに中国語変換…とか。

今朝やった例。お買い物予定リストへの書込み:

「MacBook Proのキーボードカバー」

と言ったのに、転換されたのは、

「Google Reader諾記不住爸爸」

…一生懸命意味の通る言葉にしたかったようである。中国語がお分かりの方には笑えるくらいの変換レベルすな。

posted by wanzee at 12:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北京の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月25日

内向きの日本、日本人は気づいているのか?

いや、若者が外国に行きたがらない、とかいうレベルの話じゃないです。

昨夜また、友人の中国人記者から「臨時通訳待機要請」がありました。今日正午過ぎに終わる、山口公明党幹事長代表の記者会見に「中国語通訳ついていなかったら、電話でお願い!」

習近平と会った山口幹事長代表の帰国前会見。やっぱり中国語通訳付けない=中国メディア向けの発表なし、だったらしい。数人の日本人記者が知り合いの中国人記者向けに好意で通訳をしてあげた、という情報入ってきたよ。日本政府の内向き度、いい加減にしてほしい…

つまり、顔見知りの日本人記者がいない中国メディアさんは山口さん(だけではない、数々の日本の要人)がしゃべっていることがてんで分からない。つまりつんぼ桟敷に置かれたことになる。

日本の人たちは「日本からたくさん中国に特使を送って…」と思ってるけど、その特使さんたちがまったく中国に向けて発言しないので、いつまでも中国では、「で、なに、その特使って? おいしいんすか?」状態であることは覚えておこう。それでも報道してくれる中国メディアをありがたく思え、て世界だよ。


......もっとごろごろ
posted by wanzee at 15:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北京の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月26日

ぎゃ〜〜〜〜〜〜っやられたっ!

どうも東京から帰ってきてこっち、なんだかぼんやりが続いている。そんなに北京を離れていたわけではないのだが、「あれ、これってこれでいいんだっけ?」などとその瞬間やっていることを吟味しなおしたり。もう何度も地下鉄に乗りましたが、なかでもエスカレーターはてきめんですな、「えっとー立つのは右だっけ左だっけ?」と一瞬身構える(北京は右です。左に立ってる人もいるけど)。

コーヒー沸かそうとして「あれっ?」。家に鍵かけようとして「あれっ?」。バス停で「あれっ?」。なーんか勝手が違う感じ…時差ぼけでしょうか。つか、帰ってきてから何日たっとんじゃい!


......もっとごろごろ
posted by wanzee at 17:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北京の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月24日

まだ見えない習カラー:メルマガ「ぶんぶくちゃいな」vol.32配信!

中国を伝える日本メディアはすっかり習近平・新中国共産党総書記誕生に夢中になっているが、もう5年間、特にここ2ヶ月ほどはさんざん書いてきたはずなのによくネタが尽きないものだと感心している。

分析と予測は胡錦濤と温家宝がトップについた10年前にも行われたが、彼らがかつて胡耀邦や趙紫陽と近かったことから「1989年の天安門事件の再評価が行われる」「民主化が進む」とさんざん言われたが、結局そうはならなかった。まぁ、「ニューズウィーク」のコラムでも書いた通り、習近平のスピーチはかなり画期的なものだったのだが、目の前でそれを見聞きしたはずなのにそれも分からないくらいメディアは「何か」を追うのに忙しい。

そんな「お祭り」の裏で、中国社会の現実は少しずつすでに動き始めている。それを知らせてくれた一つが、中国メディアがここ数日注目している「任建宇」事件だ。

任建宇氏は1987年重慶市生まれ、2009年に重慶市の大学を卒業し、出身地の同市彭水県にある郁山鎮に「村官」として派遣された。「村官」というのは、高等学歴を持つ人達がなかなかやって来ない農村に、任氏のような大学新卒者を選んで村幹部の補助的な仕事につかせ、その知識を利用しようというアイディア。正式な公務員ではないが、そこでの働きを評価されれば公務員試験で優遇される。この任氏も2011年夏に公務員試験に合格し、補助的な立場からやっと正式な身分を手にすることになっていた。

だが、その直後に彼は逮捕される。

posted by wanzee at 12:59 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北京の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月05日

雪に対する客観的判断の問題:今朝のツイートから

あたし、今北京のかなり町中に暮らしてますけど、昨夜から今朝にかけてかなり寒かったです。雪が降った一昨夜も寒かったけど、昨日は昼間も風が吹き続け、そのせいで夜はもっと気温が下がり、集中暖房が入り始めた部屋では一昨日は大丈夫だった毛布をかけて寝ても寒いと感じた。そういう感じ。

遭難事故の件。あたしは25歳の中国人ガイドというのはどういう人だったのだろうと考えている。25歳ってとても若いと思うし、北京側から長城に登ったと いうことは北京の会社所属の人なのかな。山の知識のあるガイドだったのか、それとも日頃は天安門広場とかも案内するようなガイドだったのか。その延長で長城〜だったら怖いですが、天気予報でも「気温急降下、雪」が伝えられていたときに、長城行きを敢行する前にどんな判断があったのか。


......もっとごろごろ
posted by wanzee at 13:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北京の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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