2016年02月21日

「読者は知らない」という言い訳

ライターのお仕事の始まりは「企画作り」。自分の専門分野を持つライターはそうやってお仕事につなげていくのだが、必ずしもそれがきちんと企画化されるとは限らない。その理由にはもちろん、企画が未熟な場合もある。また、企画の持ち込み先がテーマ専門誌でない限り、編集者自身がそのテーマや意図を理解しているわけではないというのも事実。

だが、編集者が経験豊かで、ある程度の企画化権限を持っている人の場合、未熟な案...noteへ
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2016年01月21日

ニューメディアの立ち上げとメディアの質の低下について考えた。

お久しぶりです。もうほとんど書き込まなくなってしまったので、あまり読んでいる方もいらっしゃらないと思うのですが、昨日メディアに関してちょっとした思いをツイートしたので、ここでメモ代わりにまとめておきます。きっかけはタイムラインに流れた、このツイートでした。

ここはずっと疑問なんですけど、「ライター」とか「編集者」って、今どれくらい憧れの職業なのでしょう。少なくとも、20年くらい前に持っていたステイタスは今無いですよね。

わたしは過去一度も編集者やライターに憧れたわけではないので、その代弁者にはなれないけれど、実際にこの仕事をやっていて感じることを書きました。裏話も含めて。



......もっとごろごろ
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2015年07月26日

各国から日経のFT買収に寄せられる、日本の「報道の自由」への疑問の声はなぜなのか?(一例)

ツイッターで@TrinityNYCさんが日経のFT買収を巡って、日本語で長い長い意見を投稿しておられる。それは一つ一つ非常にきちんとした、(しかしたぶん、FTのみならず西洋メディアを直接読む習慣のない日本人の殆どが知らない) 分析なので、一読をおすすめ。

以下に、今朝リンクした@TrinityNYCさんのツイートに触発されてわたしが書き込んだツイートを、誤字脱字、わかりにくいところを編集しなおしてまとめておきます。

TrinityNYC @TrinityNYC https://twitter.com/TrinityNYC/status/624952634777174020

FTの記事から常に漂う、客観性を保つゆえの冷たさは、NYタイムズの記事のそれどころじゃないからな。安倍さんの取り巻きは、「わ〜い一流紙を手にいれたよ〜!日本について正確な情報が増えるよ〜!」と勝手に舞い上がってるみたいだけど、FTの過去の記事群をさかのぼって読んだらどうかしらw

→事前になんの交流もなかった書き手の記事の不足をたしなめたら、某メディアの編集長から「編集者と書き手は一心同体です」と言われたわたしが通りますよw 日本では、どんなに口で「ジャーナリズム」を喧伝していても、「一心同体」説は永遠なのですwwwww


......もっとごろごろ
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2013年09月10日

2020オリンピック

わたしは「もういいよー、オリンピックいらないよー」と思ってたんだが、ふと2020オリンピック絡みの報道を読んでいて、たくさんの人たちが喜んでいる様子を見ていて思った。確かに今や1964オリンピックを経験していない人たちが成人し、社会の中堅、というか 「これからの日本は君らにかかってるよ」という層になっていることを考えると、日本の前進のために2020オリンピックはアリかもな、と。

......もっとごろごろ
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2013年01月27日

「恩を仇で返す」と中国メディア記者の声:昨日のツイートから

(このエントリは、昨日のエントリ「内向きの日本、日本人は気づいているのか?」の続きです。まだお読みでないかたは昨日のエントリからどうぞ)

日本の政治家や外交官は中国においても日本メディア相手にはたびたびぶら下がりを実施し、自分たちの活動状況を伝え、日本にいる人たちはそれを読んで「彼らも中国で頑張っている」と信じている。でも、その「彼ら」が中国メディアを呼んで自分たちの主張を伝えようとしていないことは、日本メディアも興味&テーマ外だから書くことはない。

つまり、我々日本人は日本メディアを通じて「中国に向けて我が国関係者は説得努力を、交流努力を続けている」と思い込んでいる話の多くは、当事者である日本の外交官、政治家の口からのみ知らされているだけで、実際には受け手である中国の人たちの状況などの事情は裏付けされていない。つまり、「言ったもん勝ち」。これじゃ中国政府と同じじゃん。

きっとそういう政治家や外交官は「中国のメディアは当局の舌だから」とか「こっちの言ったことをその通りに書いてくれない」とか言うんだろう(大使館員はそう言ったしね)。でも、起こったばかりの「南方週末」事件を知ってるか? あの事件で声を上げた編集部員たちと同じように「事実」を掘り起こそうとしているメディアを、ジャーナリストを知っているか?



......もっとごろごろ
posted by wanzee at 10:17 | Comment(1) | TrackBack(0) | ニッポンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月06日

朝日新聞購読解約について

(この記事は最初、フェイスブック上での「知り合い」に限って公表するつもりでした。完全にわたし個人の気持ちをまとめたものだからです。ですが、長くなったこと、そして取材というものの視点を考える上できちっと公開しておきたい、と思うようになりました。ここで記者個人を責めるつもりはまったくありません。ですが、内容を追う中で探そうと思えば個人名はきっと出てくることになるでしょう。そのお一人お一人と、問題点をきちんと語りあう準備はあります。ご理解いただければ幸いです)

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昨夜遅くツイッターで「朝日新聞購読解約」を宣言し、実際にその直後に解約しました。現実には11月に購読申し込みをし、「2ヶ月間の無料優待」を終えたばかりで、今月から課金されたのですが、それを5日目にして解約。ただ、朝日のシステムはさすがに優れていて、すでに課金したのだから今月いっぱいは有料会員として全記事を読むことができます。つまり、わたしは2月から「1日3本まで」の無料会員に戻ることになりました。

これまでほぼ2ヶ月間、いろんな事情で目を通さなかった日もあったけれど、一回も「解約」ということを考えたことがありませんでしたが、昨夜はさすがに腹がたって解約を決意しました。

わたしに解約を最終的に決意させたのはこの記事です。
「市役所がツイート監視 きっかけは被災がれき」http://digital.asahi.com/articles/TKY201301050352.html 

(課金記事なので読めない方もおられるかもしれませんが、上述したように無料会員登録をすれば1日3本まで読めるので、まだの方はどうぞ)

これは朝日の新年特集「ビリオメディア」のうちの一本の記事です。記事は「北九州市が、ツイッター上のつぶやきを監視している。きっかけは、東日本大震災で発生した宮城県石巻市のがれきの受け入れだ」で始まっています。

わたしは生まれた場所こそ、母の故郷の岡山県ですが、生まれた時から北九州市民として育ちました。すでに年齢の半分を同地から離れて暮らしていますが、それでも年に1度は必ず母の暮らすこの街に戻ります。そんな中でこの市内外を巻き込んで大論戦に至った「がれき受け入れ」の話は到底他人事では済まされないのです。

いや北九州市に関わっていなくても、「がれき受け入れ」は日本人全体が考えるべき問題です。そこを一介の市が「一国の仲間」として引き受けた、このことは反対派だけではなく賛成派にとっても「痛い思いをわかちあう」難しい決断だったわけです。



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posted by wanzee at 15:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニッポンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年12月25日

日本の新駐中国大使着任、そして…:本日のツイートより

メリクリ!

たった今、ある中国メディアの記者をしている友人から電話。「これから日本の新大使の記者会見があるんだけど、あなた電話越しに通訳してもらえる?」…新大使の就任お披露目会見で日本語だけ、現地語の通訳付けないってなんなだ???????? 信じらんない。

前回、丹羽さんの退任会見太平洋アジア局長訪中時の北京空港でのぶら下がりも通訳なくて、慌てた彼女は付近の日本人記者さんに尋ねようとしたら、みなさんけんもほろろで涙目になった、と言ってた…何考えてるんだ、日本大使館… (*12月26日、本人に確認とったところ、「涙目になったのは丹羽さんの退任会見じゃなくて、太平洋アジア局長が尖閣騒ぎの真っ最中に訪中した時だった」と訂正入りました。)

…といえ、今のところ彼女からの「あとで電話する」の電話がこないので、今回はかろうじて通訳ついていたのかな? 丹羽さん退陣前回ぶら下がり会見の経験があるので、びびってたんだけど。



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posted by wanzee at 18:46 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニッポンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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