2011年09月20日

北京住宅賃貸事情:メルマガ「ぶんぶくちゃいな」配信

前回の一言欄でお伝えした通り、ただ今7年半ぶりの引っ越しの準備中だ。今の部屋を今月末までに出ていかなければならないのだが、実は次のアパートがまだ決まっていない。すでに20軒近く物件を見たが、「これなら…」という候補もないというエライ状態に陥っている。

なにが一番の問題か、というと、やはり部屋代である。今借りている部屋が96平米の2LDKで3500元(約4万2千円)だが、これは7年半住み続けた結果なので市場賃貸価格よりは安め。新しい部屋は予算を4千元(約5万円)に設定して現住所付近で小さめの2LDKと思っているが、決して高くもないが特に低い額でもない。でも、ツイッターで条件を流して情報提供を求めたら、地方居住者から「北京の賃貸料ってそんなに高いの!」と声が上がった。

いくつかの部屋探しサイト(今の都会の勤め人たちはほとんどがまずこれらのサイトで物件探しをする)をのぞくと、この予算内の部屋はごろごろある。明らかに手頃価格だ。やったとばかり、最初は掲載されている写真と地図を見ながら片っ端から担当の不動産会社と連絡を取ったのだが、実際に見てみると「これはないだろ!」という部屋ばかりだった。





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2011年08月16日

中産階級の台頭:メルマガ「ぶんぶくちゃいな」配信

14日の日曜日、中国東北部の港湾都市、大連市で1万人近い市民が街を練り歩くデモが行われた。

直接の原因は今月8日に台風が原因で、「大連福佳グループ」が経営するPX工場の堤防が壊れ、工場敷地内のタンクから危うく猛毒物質が海に流れ込みそうになったという事故だった。市政府はその後、貯蔵タンクには問題はなく、また壊れた堤防もすでに修築したと発表したが、市民の不安は収まらず、同工場前で移転を求める人たちとの小競り合いが起こったりもしている。そして工場の移転を求め、インターネットを使って同日早朝のデモ行動が呼び掛けられていた。

PXとは「パラキシレン」の略称で、合成樹脂の原料となる。医学面でパラフィンなどにも使われているものの、その毒性が注目されて日本では最近代替品利用が進んでいる。その「PX」は中国ではここ数年なんどかニュース面をにぎわしてきた。まず、2007年に南方の沿海都市、福建省アモイで市政府が市民に内緒で台湾資本によるPX工場建設プロジェクト計画を誘致していたことが、「アモイの環境に悪影響をもたらす」と訴える大学教授によって暴露され、貿易港、観光都市、そして漁港である同市が大騒ぎになった。

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2011年08月02日

「世界一」への疑問:メルマガ§ ぶんぶくちゃいな §本日配信

「中国よ、その飛躍の足を止めてくれ。
 あなたの人々を待ってくれ、
 あなたの魂を待ってくれ、
 あなたの道徳を待ってくれ、
 あなたの良心を待ってくれ! 
 列車が脱線せずに、
 橋梁が崩れ落ちずに、
 道路が陥没せずに、
 不動産が危険家屋にならないように。
 もっとゆっくり歩いてくれ、
 一つ一つの生命に自由と尊厳をもたらし、
 一人一人が時代に取り残されないように」

これは「ニューヨークタイムズ」紙が7月23日に起こった高速鉄道事故後に掲載した、ジャーナリストの童大煥氏の詩である。21世紀に入ってからの中国は確かに足早な変化を遂げてきた。事故から1週間以上が経ち、第一陣の現場及び検証記事が出そろったが、そのほとんどが事故の背景に「旧態依然とした鉄道部」とその「性急さ」があったことを指摘している。

その「旧態依然」は事故後の鉄道部の態度にもよくあらわれている。

事故翌日夜半に事故現場近くの温州で開かれた、最初の記者会見は鉄道部のスポークスマンは集まった記者を散々待たせた上、「どんな質問にも答える」と大見えを切って席に着いたのに、「技術的なことは分からない」と20件余りの質問への回答を拒否した…


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2011年07月19日

タクシー事情に見る中国都市意識:ぶんぶくちゃいな

いやーエライ目にあった。

北京はここのところすでに10年前に比べて物質もずっと豊かになり、日本人にとっても日本の食品や物品を売る店が増えて生活はとても便利になった。同時に世界的なチェーン店も進出、街の中心部はもう確実にちょっとした国際都市だ。特に驚いたのは、近年ではわざわざ北京で職を求める若い日本人も増えている。彼らに言わせると、「同じお給料をもらっても、北京の方が東京よりずっとレベルの高い生活できるから!」が理由だ。

確かに北京の物価が東京に比べるとずっと安い。外食も日本の半額くらいだし、西洋人が好んでいくような西洋料理店も多く、ぴょんとタクシーに飛び乗って30元(約500円)も出せばだいたい市内のどこにでも行ける。留学したり、言葉を学んだ経験のある人たちにとっては、羽目を外せる中庭みたいな気分なのだろう。

だが、わたしは逆に北京はだんだん住みにくい街になってきたと感じている。あちこちにショッピングアーケードが出現して歩いていける(以前は1時間くらいかかったりもした)し、消費生活という面では本当に楽になった。しかし、代わりにそれを楽しむための何かが欠け始めた、そんな気がするのである。のんびり、ゆったりしていた大陸のおおらかさが消え、逆に大雑把なためにいらいらさせられる「粗さ」が目立つようになってきた。

…(続きは本日配信のメルマガ「§ 中 国 万 華 鏡 § 之 ぶんぶくちゃいな」臨時号でどうぞ)


posted by wanzee at 14:19 | Comment(2) | TrackBack(0) | § ぶんぶくちゃいな § | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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