2007年08月13日

昨夜の出来事

昨夜、8時過ぎ、まだ予定通り終わっていないお仕事に後ろ髪引かれながら、
夕食の約束をしていたある人を訪ねた。
約束は8時だったんだけれど、これまたいろいろあって遅れたのさ。

着いた先は巨大な団地。
行ったことがないわけのない団地だったけれど、
いつも目的地で用事を済ませてすぐ、「帰ろ」と思ってしまう団地だった。
いや、住んでいる人にけち付けるわけじゃない。
スーパーもレストランもコーヒーショップもあるし、
昨日は本屋まで見つけたし、
確か味千ラーメンもあるし、
もちろん、オフィスビルも住宅もある。
そして、地下鉄の駅も。

ま、住みやすい理由はよく分かる。
しかし、だ。
いやなんだな、あの画一的、均一化されたビルがずどんずどんと立つ中で暮らす、という感覚が。
個人的なもんですが。

んで、昨夜訪ねることになっていた相手の指定場所は、
その団地の中の、まだわたしが行ったことがなかった住宅棟の方にあった。
ぶらぶら〜っと歩きながら、「2号棟」が分からない。
電話すると、「ほら、色分けされてるからさ、青い色のビル」と言われ、
ああ、そうそう色分けされてるね、ここの団地、と思い、電話を切って見上げると……

夜8時過ぎなんだから、アンタ、団地群は暗くて真っ黒け。
かろうじて路上の灯りが団地群の入口を照らしている。
ここはオレンジ、違う。
あっちは黄色、違う。
う〜ん、青ってこれかな? いや、待て、ここには緑色もあったぞ…

と、思いながら上見て歩いていると、中庭公園の噴水そばでくつろぐ夕涼みの住人たちを見た。

都会にあってこの風情、やっぱりここは暮らしている人たちにとってはいいところなんだろう……けど。
やっぱ、わたしは嫌いだ、似たり寄ったりのビル群が。

しぶきを浴びながら、噴水のそばを通り過ぎ、
これだと目をつけた団地ビルに向かっていると、
向こう側から人々が慌てたように次々と走ってくる。

……ん?
噴水からかなり歩いたのに、まだしぶき飛んでくんなぁ……と思っていたら、
わたしの横を駆け足で走りすぎる人たちが「雨だ、雨だ」とつぶやいた。

あ、しぶきじゃなくて、雨か。

自分のアホさ加減にちょっと苦笑しつつ、なんでこんなにアホなんだ?と思っていたところ、
走ってくる人たちの異様さに気を取られていたことに気が付いた。
みんな、すごく必死に走ってくる。
まるで向かいのビルからゴジラでも出現したかのように。

……なんでだ?

と思ったら、目に砂が入った。

ん?

目を一旦つぶって開いてみると……

ビルの向こうの空間の、街灯の明かりに狂ったように右往左往する雨つぶが見えた。

げっ、なんだこりゃ?

わたしも走ってくる人とは逆方向に小走りになり、
向こうの「青い」団地ビルに飛び込み、目的の20階に向かう。

ドアを開けてくれた友人に、「雨だよ」と言い、二人で窓から外を見ると……

台風のような大風と大雨。

おもわず、二人で「ひゃぁぁぁぁぁ……」。

ところが、1時間ほど話して、「さ、食事にでも行こうか」となったところで外を見ると、雨は止んでいた。
しかし、なんと、外に出ると、ものすごい水溜りがあちこちに。
外から帰ってきた女の子はずぶぬれで、Tシャツから下着が透けて見えている。
すごかったんだねぇ……と二人で顔を合わせて言ったら、相手の電話が鳴った。

「……えっ?!」

なんと、数日後に迫った野外展覧会の仮設会場がさっきの風と雨でぶッつぶれたらしい。
なんでも、鉄骨の足がぽっきりと折れているとかで……

帰り道、よく見てみると、行きはフツーの光景だった看板が、
ところどころ剥がれたり、ぶらぶらしていたりしていた。
今朝の新聞によると、街路樹もぶっ倒れたとこもあったらしい。

ううううう、あれは一体なんだったの?
ハリケーンか? 
外にいなくてよかったかもしれない、とちょっとぞっとしたね。


posted by wanzee at 14:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北京の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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