2015年08月25日

【万華鏡クリップ】今週月曜日、中国のA株市場は3200の最低ポイントにまで下落し、香港株式も同時に狂ったように下がり、アジア全体の株式が下落した。金融危機が見え隠れしている。2014年から続いた中国のインターネットの狂乱的な投資ブームは間違いなくこれで終わるはずだ。

今週月曜日、中国のA株市場は3200の最低ポイントにまで下落し、香港株式も同時に狂ったように下がり、アジア全体の株式が下落した。金融危機が見え隠れしている。2014年から続いた中国のインターネットの狂乱的な投資ブームは間違いなくこれで終わるはずだ。

もちろん、経済の低迷は、実力と食いだめを蓄えてきたスタートアップにとっての好機だ。

上海で10年あまり、北京で3年余り働き、昨年は親子イベント関連のO2Oスタートアップに関わった。その結果、面白い現象に気づいた。上海において展開される親子イベントプロジェクトは、北京ほどの人気を得にくいということだ。北京では申し込み人数もずっと多く、満足度も高かった。そして、多くのO2Oプロジェクトを眺めていると、同様の現象が見られるのだ。北京の数字が上海をずっと引き離している。

それはなぜなのか?



ぼく自身の体験から導き出した答は、北京人の「Gスポット」、つまり満足ポイントは低く、上海人のそれは高い、ということだ。

上海の都市の公共サービスはそのサービス意識からして国内のどの都市をも上回っている。上海で暮らしなれた人間は国内のどの都市に行っても、さまざまな不便を感じるし、これがユーザーのサービス品質に対する期待値を上げている。

一方で北京の都市公共サービスのレベルはもともと非常に低い。渋滞する交通、汚れた空気、さまざまな政治によってもたらされる生活面での影響など、北京人はすでに虐げられることに慣れていると言ってもよく、このためにサービス品質に対する期待値が非常に低い。だから、提供されたサービスがほんのちょっと価値のあるものであれば、ユーザーは非常に喜び、受け入れられやすい。口コミも急速に広まる。

つまり、高度に発達した都市ではインターネットによるスタートアップは不利だということになる。北京は様々な面で不足があり、これがスタートアップに十分な生存、発展空間をもたらすのだ。

同じような例は、例えば電子ビジネスが中国において、アメリカよりずっと発達していることにも見ることができる。アメリカのような高度に発達したサービス業界があれば、電子ビジネスの生存や発展空間は非常に小さいのだ。
posted by wanzee at 11:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース記事から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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