2013年01月25日

内向きの日本、日本人は気づいているのか?

いや、若者が外国に行きたがらない、とかいうレベルの話じゃないです。

昨夜また、友人の中国人記者から「臨時通訳待機要請」がありました。今日正午過ぎに終わる、山口公明党幹事長代表の記者会見に「中国語通訳ついていなかったら、電話でお願い!」

習近平と会った山口幹事長代表の帰国前会見。やっぱり中国語通訳付けない=中国メディア向けの発表なし、だったらしい。数人の日本人記者が知り合いの中国人記者向けに好意で通訳をしてあげた、という情報入ってきたよ。日本政府の内向き度、いい加減にしてほしい…

つまり、顔見知りの日本人記者がいない中国メディアさんは山口さん(だけではない、数々の日本の要人)がしゃべっていることがてんで分からない。つまりつんぼ桟敷に置かれたことになる。

日本の人たちは「日本からたくさん中国に特使を送って…」と思ってるけど、その特使さんたちがまったく中国に向けて発言しないので、いつまでも中国では、「で、なに、その特使って? おいしいんすか?」状態であることは覚えておこう。それでも報道してくれる中国メディアをありがたく思え、て世界だよ。

大使館なんかも「中国メディアはこちらの言いたいことを伝えてくれない」とか平気で言ってるけど、「メディアというのはおれの言いたいことだけをハイハイ、と伝えてくれる御用聞きであるべき」というこういう考えは、中国メディアだけではなく日本メディアにも同様に向けられていることを、日本メディアはもっと意識すべき。

だいたい、「自分の思い通りに報道してくれない」→「じゃ、相手にしてやんない」という習慣をつくっているんじゃ、いざというときにまた「報道してくれない」とか言ってるほうがおかしいじゃないか、と思うのだが。毎回毎回通訳なしで途方に暮れた中国メディアの人たちが、いざというときに日本側に好意的になってくれるはずがないじゃないか。メディアの有名トップと飯食って歓談したからといって、その手下の記者さんたちにきちんとブリーフィングしようという態度を見せなくて、どうして自分が期待した記事が出てくるべき、なんて思うのか不思議でしかない。逆に前述したように「報道してもらってありがたく思え!」てレベルでしょうに。

あのー、中国のメディアトップだって招待されて「お話しましょう」と言われて、相手を足蹴にするようなそんなお下品な人達じゃないわけで、そういう人たちと会って歓談した(=公費な、公費)からと言って満足してる広報担当者ってなんの存在意義があるんでしょうか? 公費使って飲み食いして、自分のプライド満足させてるだけじゃん。中には外で「○○誌のカリスマ編集者、△△さんに会ったんですよ!」と自慢していた外交官すらいるらしい。アホじゃないでしょうか(繰り返すが、公費な、公費。つまり税金)。

記者クラブという制度で慣れきってしまった日本の政治家や外交官は、こうしてきちんと自由な報道をするメディアに向き合えない習性がついてしまっている。こんな体たらくで、中国どころか、世界に向けて日本の言いたいことを発信できるわけないじゃないか。そこのところをもっと日本メディアは目を向けて報道すべき。…なぁなぁ、にせずに。これこそ、現場にいる人達が書くべきことですよ。

これ、日本の将来がかかってる問題だよ? 

追記)
日本メディアが「中国メディアが大々的に報道」と伝えていますが、あれはほとんどが新華社記事の転送。つまり、中国当局のお仕着せ原稿が「大々的に報道」されてるだけです。一方で、ある筋から、そんな中でも日本メディア向け会見を聞きつけてやってきた、現場精神たっぷりの中国メディア関係者に対して、「日本大使館員が一瞥もしなかった」という情報が入ってきた。いいかげんにしろよ、日本大使館!

この話題続きます→「恩を仇で返す」と中国メディア記者の声:昨日のツイートから(2013/1/26)




posted by wanzee at 15:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北京の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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