2012年09月05日

香港の「国民教育」:メルマガ「ぶんぶくちゃいな」vol.27配信!

「香港の一国二制度はいつが期限なの?」先日、ある人にこう尋ねられた。

…五十年、だろうか? だが香港返還を前にケ小平が言った「香港は五十年不変」は、はっきりと「一国二制度」を結びつけて語ったものではない。人々が記憶しているのも別々の場で語られた言葉の片鱗で、実際に香港の駐在する中央政府連絡弁公室も「香港に対する政策は五十年不変」という言い方をしている。

ならば、一国二制度はいつまで続くのか? たぶん、少なくとも中国の現政権が続くことを前提に、彼らが台湾を実質的に併合するまでは間違いなく続けられるのではないだろうか。

というのは、実は一国二制度という政策自体が1970年代に、台湾を併合するための策として編み出されたものだからだ。当時は香港やマカオの返還など中央政府の頭になかった。台湾を奪還する、そのために考え出された制度が、90年代後半に資本主義国から主権が返還された香港とマカオで先に導入されたのである。

台湾でもそれは十分に知られており、だから「今の香港社会の混乱を見る限り、『一国二制度』など受け入れられない」とよく言われる。確かに今の香港で起こっているもろもろの「変化」を見れば、台湾にとって安心できる要素など今のところ何一つもないといえるだろう。

今年の夏休みに巻き起こった、小、中、高校への「国民教育」カリキュラム導入に対する抗議運動(以下、「反国民教育運動」)は、間違いなく「一国二制度」どころか、「五十年不変」がすでに有名無実化しつつあることを世界に暴露した。



posted by wanzee at 22:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | § ぶんぶくちゃいな § | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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