2013年10月25日

爆笑!「スターバックス・コーヒーよりCCTVへの謝罪文」

20日日曜日に国営テレビ放送局の中央電視台(CCTV)がニュース番組で「中国におけるスターバックス・コーヒーの定価は差別!」と批判したことが注目されている。具体的にはすでにさまざまなところで報道が出ているし、またわたしもYahoo!ニュースで翻訳記事をまとめたのでそちらをご覧頂きたい。

今朝になってネットで、渦中のスターバックス本社が中央電視台に宛てたとされる「書簡」が流れている。たぶん、ネットユーザーのおちゃらけ作品だと思われるが、大ウケしているのでここで翻訳、ご紹介しておく。

だが、この「書簡」が半信半疑で一部で信じられているのは、スターバックス・チャイナの公式微博アカウントがこのCCTV報道で大騒ぎになった21日夜半、こんなつぶやきを残しているのも一因である。

スタバ.jpg


見たところ、何の変哲もない写真。だが手前のこれは…
uma.jpg



「馬」の飾りがついた「ペン(筆)」が写っている。わたしは人に聞くまでなんでこれがウケているかわからなかったことをここで白状するが、中国人ユーザーはピン!ときた。「馬筆 」=「Ma Bi」。中国人が他人を罵る言葉の発音と同じなのである。

このあたりから「スタバは洒落がわかる人がいる」ことが伝わってきていて、この「書簡」の内容でも、管理職員の汚職は暗示するわ、テナント料の値上がりを手玉に取るわ、さらにはCCTVの優位性を皮肉るわ…この笑いどころたっぷりゆえに「書簡」を本物ではないか、という人もいたりして混戦中。真相は今のところ不明。

(10月26日補足:そういえば、今年の3月にアップルが叩かれた時も中国語オンリーの謝罪文を中国語サイトに掲載したんだった。それも含めてパロっていると想像)


......もっとごろごろ

2013年10月24日

震災と他者の無理解を言い訳にするのは止めないか?

【朝日新聞デジタル】「明治、中国の粉ミルク販売撤退 震災などで売上低迷」

これひどい記事だ。

明治は震災後に国内で放射性物質混入で回収騒ぎを起こしている。これが中国(含む香港)の消費者の心象に大きな影響を与えた。

さらに日本製ミルクはもともとヨウ素を含まないフォーミュラになっていることから、乳児用ミルクにヨウ素を含むことを定めた香港の衛生基準に合わず、香港で中止された。それが、中国国産ミルクの安全不安から香港にミルク源を求める中国国内消費者にも伝わり、中国国内でも需要が減少(この辺についてはNewsweek Japan に詳しく書いた)。

だが、明治の中国現地支店は上記2つに対してどんな対策を取ったのだろう? 背景を知るわたしが「明治の中国からの粉ミルク販売撤退」で一番知りたい点だ。だが、この記事にはその対策どころか、そういった背景があったことにもヒトコトも触れていない。

そして簡単に震災を口実に使っている。



記者はきちんと裏をとったのか? 明治側の言い分以外に自分たちが事実をきちんと伝えるための努力をしたのか? わたしがここにあげた事情は日本メディアも報道している。この朝日の記者たちはそれをきちんと紐解いたのか? 

わずか2年前のことだよ?

これを報道といえるのか? こんな報道をして読者から金が取れるのか?


10月25日追記:

中国メディアからも「明治撤退」の記事が出ていました。ですが、明治を含む日本ブランドの市場はかなり想像と違うようです。以下に抜粋翻訳して掲載しています。ご興味のある方はご一読ください。
【万華鏡日誌】明治粉ミルク、中国での販売を一時停止(131025):http://bylines.news.yahoo.co.jp/furumaiyoshiko/20131025-00029230/

posted by wanzee at 16:49 | Comment(5) | TrackBack(0) | ニュース記事から | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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