2012年09月22日

愛国の被害者たち:メルマガ「ぶんぶくちゃいな」Vol.28 配信!

ここ数日、中国と言えばデモ、そろそろ皆さんも飽きてきただろうが、18日を境に中国ではデモの話はすぅっと消えてなくなった。だが、街にはまだ傷跡が残っている。当局によるデモ収束宣言から数日後も、日本ブランドのショップは通常営業には戻ったもののまだ赤い布(中国の国旗を連想させる)で看板を隠したまま。近年中国人の間で人気を博してきた各ラーメン店も閑古鳥が鳴いている。表面的には店も人々もあの「忌まわしい空気」が薄まっていくのをじっと待っているかのようだ。

デモが始まってから今日までわたしも幾人の友人の電話やメッセージを受けたことだろう。電話の向こうで「恐ろしい…」と、わたしより先に中国人の友人がつぶやく。周囲の友人のほとんどは日頃から特に日本好きというわけではないが、激しい暴力行為にただた言葉を失っている。

1989年の天安門事件以降の中国における比較的大きなデモ騒ぎといえば、1999年に旧ユーゴスラビアの中国大使館が爆撃されて大使館員が亡くなったことが反米デモはかなり注目された。そして2005年には小泉首相と閣僚の靖国参拝などへの積もり積もった怒りが爆発した反日デモが起きた。2010年にも尖閣沖で中国漁船と海上保安庁船が衝突したことがきっかけで反日を叫ぶデモが起こったが、これはその後各地に飛び火するうちに自然発生的に反政府スローガンが飛び出し、慌てて当局が全力で火を消しとめた。

かつて社会主義華やかなりしころ、「米帝国主義」と呼ばれていたアメリカ、そして戦争の歴史をひきずる日本は、中国にとって「仮想抗議相手国」らしい。その他の国との利益衝突がデモにまでつながったという話はそういえば聞いたことがない。

(続きはメルマガ「ぶんぶくちゃいな」でどうぞ)


posted by wanzee at 01:35 | Comment(0) | TrackBack(0) | § ぶんぶくちゃいな § | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月18日

ある実業学校の先生の訓戒

以下、先週土曜日のこと。

うおおおおおおお…向かいの実業学校の、「マイク握って離さない訓戒好き、エセ体育教師」が今、学生たちに向かって「愛国とは」を論じて始めた!

「愛国とは、壊したり、人を殴ったり、強奪したりすることではない!」

「最近、非常に不穏な空気が漂っているが、お前たちは理性を持って日常の生活を続けること。実業学校の学生であるお前たちにとっての『愛国』とは、きちんと学んで、きちんと経済発展に尽くすことだ!」


......もっとごろごろ
posted by wanzee at 14:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北京の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月13日

またも「野蛮な中国」がでてきたお、の連続ツイートまとめ

furumai_yoshiko / ふるまいよしこ
中国の強硬姿勢、とくに軍を担ぎ出しての動きは長くは続かないと思う。18日が満州事変勃発記念日なのでそこまで引っ張って、突発事件さえなければ終わるでしょう。これは常套手段。でも、軍が出てきたのは絶対に中国にとってまずかった。たぶん、前回のフィリピンとのつばぜり合いで軍が勢いづいた…続 at 09/13 10:46

furumai_yoshiko / ふるまいよしこ
承前)軍が勢いづいたのと、政権交代期のごたごたも背景にあるのでしょう。ですが、軍を出したのはまずかった。まず、「ここで武力」というのは中国国内ではフツーの思考順路なのですが、世界的に見てあまりお上品とはいえないこと。国際裁判所に持ち込むという話もせずに「武力で脅す」は…続 at 09/13 10:47


......もっとごろごろ

2012年09月12日

このところの「釣魚島」騒ぎ@中国

中国政府が、尖閣の国有化にコメント出して、それを中国メディアが伝えて、ほんでもって一方では独自取材への報道禁令が出ている現状に、なんかいろいろみなさんが浮き足立ってるんですが。。。。。それについて今朝、まとめていろいろツイートしたのでまとめときます。

furumai_yoshiko / ふるまいよしこ
昨日から中国語TLといい、メールとか、さらに実際に中国メディアから取材を受けるなど、中国では「日中関係が最低に!」雰囲気が流れているんですが、あたしはぜんぜん感じない。これって日中関係では定例行事の一つでしょ。それとも他になんか流れてるんでしょうか? at 09/12 09:04

furumai_yoshiko / ふるまいよしこ
今回の尖閣購入がらみでも、すでにメディアには禁令が出ており、新華社の通稿(統一稿)のみ掲載、独自取材記事の掲載はダメ。これは見事に政府が世論、メディアを牛耳るための手段。好き勝手に始めて、好き勝手に展開して、好き勝手に終わらせる。プロパガンダ。 at 09/12 09:07



......もっとごろごろ

2012年09月05日

香港の「国民教育」:メルマガ「ぶんぶくちゃいな」vol.27配信!

「香港の一国二制度はいつが期限なの?」先日、ある人にこう尋ねられた。

…五十年、だろうか? だが香港返還を前にケ小平が言った「香港は五十年不変」は、はっきりと「一国二制度」を結びつけて語ったものではない。人々が記憶しているのも別々の場で語られた言葉の片鱗で、実際に香港の駐在する中央政府連絡弁公室も「香港に対する政策は五十年不変」という言い方をしている。

ならば、一国二制度はいつまで続くのか? たぶん、少なくとも中国の現政権が続くことを前提に、彼らが台湾を実質的に併合するまでは間違いなく続けられるのではないだろうか。

というのは、実は一国二制度という政策自体が1970年代に、台湾を併合するための策として編み出されたものだからだ。当時は香港やマカオの返還など中央政府の頭になかった。台湾を奪還する、そのために考え出された制度が、90年代後半に資本主義国から主権が返還された香港とマカオで先に導入されたのである。

台湾でもそれは十分に知られており、だから「今の香港社会の混乱を見る限り、『一国二制度』など受け入れられない」とよく言われる。確かに今の香港で起こっているもろもろの「変化」を見れば、台湾にとって安心できる要素など今のところ何一つもないといえるだろう。

今年の夏休みに巻き起こった、小、中、高校への「国民教育」カリキュラム導入に対する抗議運動(以下、「反国民教育運動」)は、間違いなく「一国二制度」どころか、「五十年不変」がすでに有名無実化しつつあることを世界に暴露した。

posted by wanzee at 22:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | § ぶんぶくちゃいな § | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月02日

日中交流とは…

んー、昨日仕入れた話によると、北京朝陽公園で昨日今日行われた「日中国交回復40周年イベント」の目玉(噂)である日本伝統文化祭は、中国メディアの取材を一切締め出して行われたのだそう。そうやって、どうやってイベントを広報するの? 日本メディアは遠く離れた日本でしか流さないけど。

中国メディアを締め出して、中国で行われる「交流行事」とはよく言ったものぞ。


......もっとごろごろ
posted by wanzee at 15:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北京の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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