2012年05月28日

「先富論」よりもっと先のお話

わたしのNWJコラム「脱皮を始めた都市住民」の感想で、「割り込む人を『先富論』の国だから、と言って収めてきた」というのがあった。

中国の「経済」が注目されるようになって中国に関わり始めた人には、この「先富論」をバイブルにして中国を読み解く人が多い。あとは、一般的に中学校で学んだ孔子とか漢詩の世界をなぞらえてひとりご知てる人も。

…間がすっぽり抜け落ちている。日本人だって、(中国や西洋社会で今も強烈な日本論として位置を確立している)「菊と刀」で今の日本の社会を理屈づけられても納得できないでしょ? それと同じことを我々もやっているわけ。

......もっとごろごろ
posted by wanzee at 10:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | ひろびろ中国いろいろ中国 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月03日

「陳光誠氏:アメリカと中国のはざまで」:メルマガ「ぶんぶくちゃいな」vol.19配信

たぶん、これがお手元に届くころにはみなさんニュースでご存じだと思いますが先日の「ニューズウィーク 日本版」に書いた、盲目の人権活動家、陳光誠さんの脱出劇(http://goo.gl/O0OcU )がこのメルマガを準備している最中に、大いなる転換を迎えた。

27日にその命がけの脱出が明らかになった時点で、陳さんが匿われている「100%安全な場所」というのは北京にあるアメリカ大使館だろう、と多くの人たちが口にしていた。だが、ずっとアメリカ側は大使館もホワイトハウスもそれを否定も肯定もせずにいたために、事態を見守る人たちの間には一縷の不安も流れていた。一番の不安は、2月の王立軍・元重慶公安局長の米国駐成都領事館駆け込みが習近平氏のアメリカ訪問直前だったように、今回も3日から北京ではヒラリー・クリントン国務長官を迎えての「中米戦略的経済対話」が行われることになっていたこと。

もちろん、王元局長と陳氏では中国社会における立場はまったく逆なはずだが、このところ中国との接近を図っているアメリカがどこまで陳氏を匿い続けることができるのかと、懐疑的な空気が陳氏を支援する人たちの中にも流れていた。つまるところ、自由派や民主派の中に自分たちも批判し続けてきた王元局長の受け入れを断ったアメリカの行動から、「自由の砦」としての今後のアメリカに一抹の不安を感じていた、ということだろうか。それを否定しつつも、実際に陳氏の保護発覚後に彼らが見せた言動にわたしは彼らが漂わせるそんな雰囲気を感じ取った。

とはいえ、さすがにアメリカも、地方でとはいえ権力に弾圧されている人権派を見捨てるわけがない。ただ、今回は1989年の天安門事件で指名手配された物理学者、方励之夫婦の駆け込み以来とあって、さすがのアメリカ大使館もびっくり仰天していたということなのかもしれない。成都の事件が起こったばかりだが、助けを求めた陳氏(あるいは彼の支援者)を、どういう方法でかはわからないが解放軍士が警備に立っている大使館の門を通って館内に迎え入れたのは間違いなく大使館関係者だったはずだ。

(…続きはメルマガ「ぶんぶくちゃいな」でどうぞ)


posted by wanzee at 09:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | § ぶんぶくちゃいな § | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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