2011年05月28日

北京、お暑うございます。

なんだかしらんが、北京、まだ5月なのにここ数日気温30℃を超えております。いったいどうしたんだーーーー。6月には毎年2‐3日続く40℃の日は、もしかしたらもうそこに? …だとうれしいな。来週から香港取材に出かけますんで、ぜひその間に40℃の日々が過ぎて下されば、今年の夏は安泰♪

さて、お知らせ。

cover0601-thumb-200xauto.jpg現在発売中の雑誌「ニューズウィーク・ジャパン」の中国特集で、中国の話題をちょろちょろと提供しております。中にはたぶん、ほとんどの日本の方が誤解していらっしゃることとか、あるいはまったく知らないこと、そういうことを盛り込むべく努力しました。わたしが担当した記事一つ一つはとても短いので、JMMに懲りた方も(笑)落ち着いてご覧いただけると思います。お近くの書店でお求めください。

それにしてもこの「嫌われる大国 中国の正体」ってタイトル…わたし、雑誌が出るまで知りませんでした(笑)。こんな特集に原稿提供してブラックリストに入れられて、入国禁止になったらどうしてくれんのよ! …ただ、昨年来、中国報道については、日本の一般メディアの横並び主義と確実に一線を画している「ニューズウィーク・ジャパン」は、中国に関心のある方々にはお薦めです。

さて、わたくしめの仕事はJMMのレポートが終了してから、しばらく出たり入ったりの不定期が続いておりますが、6月からは新たな展開が予定されています。詳しくは月が明けてからまたこのブログでもご紹介いたします。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m




2011年05月22日

最近読んだ本のなかから(2011年3−5月分)

日ごろネットにへばりついていると、どうも本を読む時間が減っていけません。ただでさえ、中国では日本語の本を手に入れるチャンスが少ないのも、もしかしたら読書欲減退の理由かも。とくに、ツイッターやるようになって本当に本を読むことが減ってきた、やばいです。いけません。ますます日本語忘れてしまうじゃないの!(笑)

とはいえ、ここ2‐3カ月に読んだ本は、なかなか収穫があり、いろいろと考えるのに役立ちました。基本的には「知識の吸収」の本ばかりですが、今の自分の立ち位置とか、日ごろ目にしていること、そして考えていることなどが本の内容とリンクして、非常に楽しく読めた本を以下、数冊ご紹介します。


......もっとごろごろ
posted by wanzee at 21:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | ご本のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年05月18日

「時の流れに身を横たえ、彼らに思いを馳せる」

先週の5月11日は、東日本大震災からちょうど2カ月。その翌日の5月12日は、中国の四川省ブン(さんずいに「文」と書く)川地区で2008年に起こった大地震の3周年記念だった。

日本では今も、地震被災よりも福島原発に関する政府や東電の「情報隠し」が話題だが、中国の場合もご想像に漏れず、3年後の今も、現地政府の日常の不手際から起こった災害の実態は明らかにされていない。だから、今回の日本の「情報隠し」は中国の人にとってもとても残念なことととらえられている。「結局、東アジアでは民主主義といってもこの程度なのか…」と。

先週の東京新聞のコラムにも書いたが、中国の心ある人たちはまず、政府よりも何よりも、日本の一般市民の地震災害に対する態度に注目した。たとえば、東京で地震当日に電車が停まったとき、皆が黙々と自宅を目指して歩いて帰ったこと。実際にはJRが全線ストップを決めたのは正しかったのかどうかの議論は起こったけれど、それでも多くの人たちが「仕方がない」と受け入れ、またその沿線で多くの人たちが自宅や事務所やお店を臨時休憩所として差し出した。こういった相互協力関係が「成熟した市民社会」と映った。


......もっとごろごろ

2011年05月04日

「誰が艾未未を恐れてるのか/Who's Afraid of Ai Weiwei」

中国の社会派芸術家艾未未(あい・うぇいうぇい)が、4月3日に北京首都空港から香港経由で台湾に向かおうとしたところを拘束されてから、すでに1カ月が経った。日本では震災報道の陰でほとんど詳細な報道はなされておらず、わたしもいくつかの媒体に執筆の企画を出したが断られ、結局ほとんどの人が、艾未未という人物の存在から、この事件の重要性までを知らずにいる。

それでも艾未未の背景についてはネットで検索していただけば、だいたいのものが出てくるのでここでは詳しく述べない。彼はある意味、庶民的な生活を芸術行動に昇華させて、世界の人々に中国の姿(グロテスクさ、摩訶不思議さ、かわいらしさ、ハチャメチャさなど)を知らしめてきた。作品ジャンルは彫刻だったり、焼き物だったり、絵画だったり、写真だったり、パフォーマンスだったり、ビデオだったり、と、彼自身が混とんとする中国をそのまま表してきた。だから、彼の拘束は世界のトップ美術界で大騒ぎになっており、釈放を求める署名も超有名美術館関係者が名前を連ねる騒ぎになっている。

その彼のここ数年の活動のおともにひょこひょこと顔を見せていたのが、ロック歌手の左小祖咒(ずおしゃお・ずーじょう)だ。彼を知る人は皆、「祖咒」(ずーじょう)と呼ぶ。「詛咒」(これも「ずーじょう」と読む)と言えば「呪い」の意味だから、中国人が聴いても摩訶不思議な名前だが、彼のロックも念仏とうなりと、そして呪いのような、しかし、つぶやきともとれる不思議な音楽だ。わたしはこの祖咒とは十数年来の知り合いだが、人がいいんだか、冷たいんだか、恐いんだか、なつっこいんだか、よく分からない不思議な人物である。意地悪されたことは一度もないんだけど。


......もっとごろごろ
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