2011年04月11日

今「日本」は一体、海外で何をしてるのだろう?

東日本大震災から1カ月。今朝がた津田大介さんたちが気仙沼に入って、街を走りながらカメラを流し続ける様子を見ていましたが、もう何とも言えないですね。こういう光景をたぶん、日本で、日本のメディアを見て生活している人たちはもう「イヤ」と言うほど見てきたのでしょうが、海外にいる我々にとっては、どうしてもPCから目を上げた窓の外には普通の光景が広がっており、テレビをつけてもニュース以外はいつもの番組が続いている。なので、1カ月たってもあらためて、被災地にはまだこういう光景が広がっているということを知らされるのは本当にショックです。

昨日は統一地方選も行われ、悲喜こもごもの選挙結果が出ています。わたし個人は、統一選挙選は在外選挙の対象にされていないので投票はできませんでした。ただ、昨夜ツイッターで流れていた「東京都知事に石原氏当選」に対する多くの人たちの反応を見て、決して彼らの反応は間違っていないと思いつつ、この「非常時に現職である石原氏当選はある意味、仕方がないだろう」と感じています。

石原氏はもともと引退しない(後訂正:「引退して出馬しない」の間違い)意向だったのが地震を受けて、再出馬。わたしが東京都民であっても必ずしも彼には投票しなかったと思いますが、それでもこの決断はやはり今の日本に求められているリーダーシップの一環を示すものだと思います。この非常時に皆、個人としての努力が求められ、先週土曜日の東京新聞のコラムでも書きましたが、「自主」と「自粛」が変に横行している。でも、こういう非常時だからこそ、リーダーシップが求められている。そういう意味では、間接的な被災地であり、首都である東京の今の状態を横目に、現職が引退して新しい知事への引き継ぎ、そして連絡事項、あいさつなどをやっているヒマはありません。痛し痒しの選択でしょう。ただ、こんなリーダーシップが今の日本には求められている。もちろん、必ず石原さんで、という意味ではありませんが。

そういう意味で、民主党が「惨敗」したのはいたしかたないことだと思います。まず、リーダーシップが取れていない。「自主」ばかりを押し付けて責任を取ろうという姿勢が見えない。それへの批判は確かにある。

ただ、石原さんの決断に対する評価とともに、民主党の対応を評価するとしたら、国政を任されている彼らが「統一地方選」にかまけなかったこと。ここでもし、名誉挽回を目指して民主党の主要議員たちが選挙の応援に走り回っていたら、わたしは彼らを一生軽蔑したことでしょう。彼らはそれをやらなかった。そこは評価してもいいと思います。

政治家たちの、そういう一人一人の「見えない努力」はやはり、今回きちんと見分けて覚えておくべきでしょう。それが、きっと政治に対する不信感を変えるきっかけにもなるのではないでしょうか? 


......もっとごろごろ
posted by wanzee at 19:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | ニッポンのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月01日

心機一転

4月に入りました。まだまだ3月に後ろ髪を引かれる思いですが、それでもやはり後ろばかり見ていては行けません。しっかりと我々がなにを背負っているのか、その重みをわすれずに前を向いて歩いて行きたいところです。

3月は日本の震災だけではなく、中国のインターネットでも激震が起きました。2月末の「中国ジャスミン集会」騒ぎ以降、記事にも書きましたが、まず国内治安維持予算が大きく引き上げられて国防予算を上回り、その結果インターネット上でも多くの影響を受けています。そしてわたしも顔見知りの人権弁護士ら数十人が逮捕されたり、身柄を拘束されています。その緊張感が伝わり、この1年ほどずっと中国観察の指標にしていたツイッターもかなり揺れています。しばらくは重苦しい雰囲気を引きずりそうです。

なお、3月に翻訳し、流した中国語オリジナルのツイートをまとめておきました。ご興味のある方はこちらへどうぞ。

さて、このほか、明日4月2日より、毎週土曜日に東京新聞朝刊で小さなコラムを担当します。お知らせしたとおり、日替わりのコラムですが、初めて海外からの書き手の参加ということで、担当者さんが緊張感ばりばりで臨んでいます。お近くで同紙が手に入る方はご覧ください。なお、同コラムは同新聞のサイトには掲載されないそうです。早く掲載されるといいんですけどね。

本日は以上です。


posted by wanzee at 18:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 北京の日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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